坐骨神経とライフスタイルについて
今や腰痛は『国民病』といわれるほど日本人に多い疾患の代表です。
その腰痛の中でおしりから下肢にかけて痛みやしびれが続く状態の事を「坐骨神経痛」と呼びます。
「坐骨神経痛」とは、病名ではなく症状という事です。
坐骨神経痛は、現代人のライフスタイルと密接に関係している腰のトラブルのひとつです。
長時間のデスクワークにより、座位の姿勢を取る事が多かったり、姿勢が崩れたまま家事やお仕事をしていたり。
腰に負担をかける生活を続けていると、身体の中心(土台)である骨盤や背骨の歪みが出てきてしまいます。
骨盤や背骨の歪みが出てきてしまうと、背中・腰からお尻にかけての筋肉が緊張し、血行不良が起きて痺れが出てしまいます。
こちらでは、坐骨神経痛の原因や症状、対処法、予防法などについて、詳しくご紹介します。
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目次
こんなお悩みはありませんか?
坐骨神経痛は慢性化することも多く、歩いたり座ったりしているだけでも、痛みが出ることもめずらしくありません。
坐骨神経痛を抱えている方は、このようなつらい症状に悩まされていませんか。
- 腰、お尻がしびれている
- 前傾姿勢になると、
お尻からふくらはぎまでピリピリする - 腰からお尻が重だるい
- 夕方になると、足が重くてだるい
- マッサージに行っても良くならない
- 長く歩く事が出来ない
坐骨神経痛にならない生活を目指しましょう
坐骨神経痛のおもな原因
坐骨神経痛は、日常生活に原因がある場合と、病気が原因となる場合があります。
【日常生活に原因があるケース】
次のようなことが腰痛の原因となります。
●不良姿勢
猫背のような不良姿勢をとりつづけると、腰の筋肉に負担がかかり、筋疲労から坐骨神経痛が生じることがあります。
●長時間の同一姿勢
正しい姿勢であっても、長時間のデスクワークや運転などで同じ姿勢を続けると、腰の筋肉が硬くなり、坐骨神経痛痛につながることがあります。
●間違った身体の動かし方
間違った身体の動かし方で、腰に負担をかけつづけると、坐骨神経痛が起こる可能性があります。
●運動不足
運動不足で筋力が低下すると、少ない筋肉で上半身を支えることとなり、坐骨神経痛につながります。
●睡眠不足
日中に蓄積された腰の疲労は、夜間の睡眠時に回復していきます。
慢性的な睡眠不足が続くと、睡眠で腰の疲労を十分に回復できず、坐骨神経痛が起こる場合があります。
●精神的なストレス
人間関係や仕事、家庭、部活動などで精神的なストレスを感じていると、痛みに敏感になり、ささいなことでも坐骨神経痛を感じやすくなるといわれています。
【病気が原因となるケース】
次のような病気が原因となって起こるケースもあります。
●腰部椎間板ヘルニア
腰部椎間板ヘルニアとは、腰の骨と骨との間でクッションの役割を果たす椎間板の一部が飛び出す病気です。
●脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症は、加齢によって厚くなった靱帯などによって、神経の通り道の脊柱管が狭くなる病気です。
●すべり症
すべり症とは、腰椎の骨がずれて前方か後方にすべっている状態のことです。
●分離症
分離症は、本来くっついている腰椎の一部が分離した状態のことです。
疲労骨折が原因だと考えられています。
●腰椎椎間板症
腰椎椎間板症は、クッションの役割をしている椎間板に亀裂が生じる病気です。
●変形性腰椎症
変形性腰椎症とは、加齢や重労働などの影響で腰椎が変形する病気です。
坐骨神経痛のおもな症状
坐骨神経痛の痛みは、自覚症状であるため本人にしか分かりません。
坐骨神経痛のおもな症状には、次のようなものがあります。
●お尻から下肢にかけて痛みがある
坐骨神経痛が起こると、腰椎から出る坐骨神経の通り道(腰からお尻、下肢にかけて)に「ビリビリ」「ズキズキ」とした痛みがでる事があります。
片肢に症状が出る場合が多いですが、両肢に起こる場合もあります。
●長い時間立っている事が辛い
長い時間立っている事で、筋肉の緊張が強くなり、坐骨神経自体を圧迫して痛みや重さが出てしまい、立っている事も辛くなってきます。
●腰を反らすと下肢に痛みや痺れを感じる事がある
坐骨神経は腰椎から起こり、足へ向かう末梢神経のひとつです。
腰を反らす事で坐骨神経の神経根を圧迫する事になり、痛みや痺れを感じる事があります。
●お尻の痛みが強く、座り続ける事が困難
坐骨神経の走行は、腰椎から骨盤、そして梨状筋の下を通り、坐骨結節の近くを通り、足に向かいます。「坐骨結節」とは、座った時に椅子や地面に接地している部分です。
座り続ける事で坐骨神経の通り道を圧迫して、痛みが段々と強くなってしまいます。
●歩くと下肢に痛みが出るため歩けなくなるが、休むと歩く事が出来る
このような症状を「間欠性跛行」といいます。
この間欠性跛行は、脊柱管狭窄症の代表的な症状で、末梢神経が出る大元で、骨の変形により圧迫されてしまう事で痛みが出て歩けなくなってしまいますが、前かがみで少し休憩すると症状が治まり、また歩けるようになります。
坐骨神経痛の対処法・予防法
坐骨神経痛のおもな対処法
坐骨神経痛に悩まされているときは、次の対処法を行いましょう。
【坐骨神経痛の対処法】
●腰痛体操を行う
坐骨神経痛の症状があるときは、無理のない範囲で腰痛体操を行いましょう。
①まず、仰向けに寝転び、両膝を抱えます。
②そして、腰が伸びていることを感じながら、両膝をグッと胸のほうへと引き寄せ、その状態を10秒程度キープします。
③10秒たったら、腕を離して足を伸ばし、身体をリラックスさせます。
この一連の動作を5回ほど繰り返しましょう。
腰痛体操は、腰がこわばっている朝に行うことがおすすめです。
ベッドから起き上がる前に、腰を軽く体操しておくことで、スムーズに動かしやすくなる効果が期待できます。
●腰や下肢のストレッチを行う
坐骨神経痛は、腰やおしり、太もも、ふくらはぎの筋肉の硬さが影響して生じることがあります。
腰だけでなく、下肢のストレッチも取り入れてみましょう。
ストレッチをするときは、勢いをつけずにじっくりと筋肉を伸ばすことがポイントです。
息を止めずにゆっくりと深呼吸しながら行いましょう。
●姿勢を改善する
姿勢が悪いと、腰に負担がかかり、坐骨神経痛の症状が悪化する場合があります。
坐骨神経痛を感じるときは、痛みの出ない範囲で姿勢を正すようにしましょう。
坐骨神経痛がひどい方は、サポーターやコルセットなどの活用もおすすめです。
●急性の痛みは冷やす
ぎっくり腰のような急性の痛みは、腰で炎症反応が起きていることがあります。
我慢できないほど強い痛みを感じるときは、アイスバッグや保冷剤などで腰まわりを冷やしてみましょう。
凍傷にならないようにするため、保冷剤はタオル越しにあてます。
痛みが引いて患部の感覚がなくなってきたら、一度はずすようにしてください。
●慢性の痛みは温める
慢性の痛みの場合は、腰まわりを温めてみましょう。
温めると血行が良くなるため、痛みの原因物質が流れやすくなる効果が期待できます。
入浴で全身をまんべんなく温めることもおすすめです。
坐骨神経痛のおもな予防法
坐骨神経痛が心配な方は、次のような予防法を行いましょう。
【坐骨神経痛の予防法】
●運動の習慣を身につける
坐骨神経痛を防ぐためには、腰の筋力を強化しておくことが大切です。
日ごろから運動する習慣を持つようにしましょう。
運動不足だった方が急に運動を始めると、反動で腰痛が起こる可能性があります。
これから運動を始める方は、ウォーキングのような腰に大きな負担がかかりにくい運動からスタートし、少しずつ負荷を高めましょう。
●ストレッチの習慣を身につける
ストレッチで関節や筋肉の柔軟性を高めることも、坐骨神経痛の予防につながります。
とくに、デスクワークや運転などで同一姿勢が続く方は、腰まわりの筋肉が硬くなりやすいため、こまめにストレッチを取り入れましょう。
●普段の姿勢を改善する
坐骨神経痛の予防には、普段から正しい姿勢を意識することが大切です。
まずは座り姿勢や作業姿勢をみなおしましょう。
猫背や、のけぞっていると、腰に負担がかかる可能性があります。
椅子に座るときは骨盤を立て、天井から引っ張られているイメージで背筋を伸ばしましょう。
●長時間の同一姿勢を避ける
前かがみで行う作業や猫背などは、腰に負担がかかるため、腰の違和感につながります。
腰に負担がかかる姿勢をとるときは、こまめに立ち上がったり歩くなどして、長時間その姿勢が続かないように工夫しましょう。
●急な動作を避ける
急に腰をひねったり曲げたりすると、坐骨神経痛が起こることがあります。
腰を動かすときは、まず軽くストレッチをしましょう。
とくに、腰はひねる動作に弱いといわれています。
重いものを持って移動するときは、腰をひねらずに足をつかって方向転換するようにしましょう。
●十分な休息を取る
腰を酷使しつづけると、坐骨神経痛につながります。
腰に負担をかけるときは、こまめに休憩を挟みましょう。
夜間は十分な睡眠をとり、疲れを翌日に持ち越さないようにしましょう。
南八幡オハナ整骨院の
「坐骨神経痛」アプローチ法
当院では、坐骨神経痛の原因は、長時間のパソコンやスマホの使用で、悪い姿勢が続く事や、運動不足により腰部・臀部の筋力が低下したためだと考えています。
現代社会において、デスクワークやスマホをながめるということは、避けては通れない場合がほとんどかと思います。
自分の身体からキーボードが離れた位置にある場合や、ディスプレイが見下ろすような位置にある場合は、どうしても負担が大きくなる傾向にあります
自分で行える対策としては、キーボードを極力自分に寄せる、ディスプレイの高さを自分の目線の高さにするなどの工夫が挙げられます。
また運動不足に関しても、わかってはいるけれど運動の仕方がわからない、時間を作れないといった方も多くいらっしゃるかと思います。
当院の施術は、ハイボルト療法により腰部・臀部の筋肉の緊張を取り除く事や、原因である不良姿勢に対して猫背矯正でアプローチして根本に対して働きかけていきます。
そうすることで、今感じていらっしゃる「痛み」に対するアプローチと、その痛みの「原因」に対するアプローチをして再び坐骨神経痛の症状が出にくい身体づくりをしていきます。
著者 Writer
- 平野 義雄
- 所有資格:柔道整復師
生年月日:昭和61年4月28日
血液型 :A型
出 身:東京都足立区
趣 味:ギター、映画鑑賞、料理
得意施術:猫背矯正
ご来院されるお客さまへ一言:
ご来院いただける患者様には、最大のホスピタリティを!
院を出る際には「笑顔」で帰っていただきたい!
これが私の一番の願いであり、実現しなくてはいけないことです。
患者様に寄り添った施術をして参りますので、よろしくお願いいたします!
保険施術
健康保険適用範囲は、「負傷原因が急性、または亜急性の外傷性の負傷」のみとなります。
具体的には「骨折」「脱臼」「打撲」「捻挫」「挫傷」が健康保険の適用となります。
猫背矯正
ストレッチポールを使ったボキボキしない矯正です。
施術の前に横からの姿勢の写真を撮らせて頂いて、BEFORE&AFTERを一緒に確認し、変化を感じて頂きます。
肩甲骨はがし
肩甲骨の内側と外側の筋肉、そして胸部の筋肉をしっかりとストレッチして、肩甲骨をはがします。
施術前後の可動域の変化を感じて頂けます。
足ストレッチ
ペアストレッチなので、患者様は完全に脱力した状態で、効率よく筋肉をストレッチする事が出来ます。
静的なストレッチと動的なストレッチを組み合わせた物で、股関節の動きの改善や、むくみの解消が見込めます。
骨盤矯正
仙腸関節部に対するアプローチを行い、歪みや痛みの変化を感じて頂きます。
前屈や後屈、腰を横に動かす際の、可動域の変化を確認致します。
産後骨盤矯正
産後1ヶ月~2ヶ月頃から行うのが理想ですが、遅すぎたらダメという事はございません。
骨盤が開いた状態を放置すると、腰痛やその他様々な不調の原因になってしまいます。
骨盤に対してアプローチして、正しい位置に戻すお手伝いをいたします。
ハイボルト
療法
筋肉の筋膜同士の癒着を、高電圧の低周波の力を利用して、円滑にしていきます。
痛みや動きの悪さに効果的で、軽度の痛みであれば即効性もございます。
ヘッドリフレ
眼輪筋や側頭筋などにアプローチする事で、眼精疲労や頭痛に対して効果が望めます。
頭部の筋肉も自分では気づかないうちに固くなっているものです。しっかりとケアして頭や表情を軽くしましょう。
交通事故施術
当院では、患者様に対して丁寧なヒアリングを行った後、手技や物理療法でアプローチしていきます。
少しでも患者様が笑顔でいられる時間をつくれるよう、施術もヒアリングも寄り添って行っていきます。
当院のご紹介
ABOUT US
南八幡オハナ整骨院
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〒272-0023
千葉県市川市南八幡4-7-7
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